デイジー(韓国 2006年)

せつないせつないせつないせつないせつないせつないせつないせつない
ひたすらせつないーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

すれ違いと誤解と思いやりと愛とが絡み合って
どうしようもなく不幸なんだけど美しい・・・
なんで悲恋は美しいと感じるんでしょうか。
人が死ぬのは嫌だしハッピーエンドが一番いいに決まってるのに。
心の残るのはこういう映画だよなー

しかし冷静に見ればチョン・ウソンはストーカーだし
チョン・ジヒョンは夢見る女子だな。
こういうのは冷静に見ないに限る。

チョン・ウソンは相変わらずチェゴ!!!
せつない笑顔似合いすぎ!
チョン・ウソンみたいな人そのへんにいないかな〜(笑)

スイートリトルライズ

夫婦ってすごいわ。
伊達に夫婦やってないわ。
不倫中にこれ見たら即やめる気になりそうな映画。
そして結婚したくなる映画。

ひとりでもふたりでも淋しいならふたりのほうがましかな。
というかふたりでも淋しいっていうのも味わってみたいかな。

中谷美紀ほんと好きだなー
キレイすぎてこわいとこが役にぴったりだった。

大森南朋って顔普通だなー
普通なとこがぴったりだった。

日本映画の無音なかんじ嫌いなんだけどこの無音の意味はわかりやすくて効果大。
雰囲気でわかれ的なのはすかん!
そんなんじゃわからんのじゃー!

−赤と白のバラがあれば夫婦はうまくいく。
赤いバラは「情熱」。
白いバラは「真実」。

−嘘をつくのは相手を大事にしてるから。

あと詩ね。

薔薇の木に
薔薇の花咲く
なにごとの不思議なけれど
薔薇の花
なにごとの不思議なけれど
照り極まれば 
木よりこぼるる
光りこぼるる

北原白秋の詩だった。

バラの木にバラの花が咲くのは当たり前だけどやっぱキレイだよね!
夫婦が一緒にいるのは当たり前だけどやっぱ幸せだよね!

詩ってすばらしいわ!
少ない文字数でこの感動を与えられるなんて・・・

それからエンディングの曲もあってたー!
スガシカオ「雨上がりの朝に」
ハナレグミでもよかったね。

愛を読む人

とても興味があるけど明らかに重い内容だから気分がのらないとなかなか見ない類の映画。
元来こういう映画は好きなんだけど、いつか見よう・・・それっていつだよ!ってなるパターンです。
見始めるとのめり込むんだけどね。

ドイツ映画って暗いし必ず(っていういほど見たことないけど私が見たのはほぼ)ナチス絡みなのはなぜ?
知らないだけで違うテーマの映画ももちろんあるんだろうけど、
日本での忠臣蔵とか新撰組みたいなかんじで誰もが取り組みたくなるテーマなんだろうか。
そりゃあ人類にとっても重要な歴史のひとつだけどね。
なんだかんだいってナチスって付くものには興味持っちゃうし。
そのくせちゃんと勉強してないから正しい知識がない。
図書館でナチス関係の本を借りるけど読まないで返すみたいな・・・
今度こそちゃんと本読んでみよう。
まずはこの映画の原作「朗読者」を。
映画の原作が小説の場合、映画を見るより小説を読むほうがおもしろい。
これは私の持論です。間違いなく真実だけどね!

感想としておもしろいっていうのは的外れな感じ。
興味深いというほうがしっくりくる。
一番の問題は私がハンナとマイケルの心情を理解できないということ。
私は映画を見るとき主人公になりきって主観的に見るタイプ。
時代、性別、年齢、シチュエーションに関係なく結構なりきれることが多いけど
テーマが深すぎて二人の心情が想像の範囲を超えてた。
なんとなくの想像はできるけど、それはあまりに感傷的な感情で違うと思う。
客観的に見ないといけない映画のようです。

こういう映画の場合でも役者は役の感情や心情を(感情と心情ってどう違うの?)考えて演じてるわけよね。
私にはわかんないなって諦めるわけにはいかないわけで。
諦める私にはやっぱり演技は向いてないなーと。
この映画を見てこういう結論になるなんて思ってなかったけど(笑)
ケイト・ウィンスレットの演技見てたら潔く諦める気にもなるけどね。
女優魂を体現してるかのような演技でしたよ。
脱ぐことが障害になるなんて馬鹿らしい、スクリーンではキレイに映りたいなんて思ってるなら女優やめな。
そう言われてるようなかんじ。
この映画の主役は役者じゃない。伝えたいテーマ。
だけどそれを伝えるのに役者はとても重要で、なおかつ役者なら誰にでもできるわけじゃない。
ケイトにはそれができてたと思う。
うわべだけのきれいに見せかけた演技なんてくそ食らえ!

世界でいちばん不運で幸せな私

今日見た映画「世界でいちばん不運で幸せな私」。
ヨーロッパ映画特有の雰囲気とぶっとび具合がいいかんじに混ざり合っててかなりおもしろかった。
二人がキスしながらコンクリートに埋まっていくラストは圧巻だったな!
原題は子供たちの悪戯・・・みたいな感じで日本語のタイトルと全然違うけど
世界でいちばん不運で幸せな私」ってすごく気になるタイトルでいいと思う◎
テーマ曲聞き覚えあるなーと思って調べたら「la vie en rose(ばら色の人生)」。
エディット・ピアフの歌なんだ。
名曲はどんな時代の人にも訴えかけるんだなー。

気になるタイトルといえば村上春樹の著書「パン屋再襲撃」。
昔から好きなタイトルだけど最近いいよなーってまたしみじみ思って読み返した。
やっぱり村上春樹は最高。
なんなんだろうなあの独特の世界観は。
日常だけど非日常みたいな。
世界でいちばん不運で幸せな私」もそういう世界観。
わたしそういうの好き!