2012-01-01から1年間の記事一覧

ありのすさび

ありのすさび(在りの遊び)ーあるにまかせて、特に気にせずにいること。生きているのに慣れて、なおざりにすること。あるときはありのすさびに語らはで恋しきものと別れてぞ知る

薔薇の木に

薔薇の木に 薔薇の花咲く なにごとの不思議なけれど 薔薇の花 なにごとの不思議なけれど 照り極まれば 木よりこぼるる 光りこぼるる北原白秋

世界中の人間が

世界中の人間が、それについてよく知ってるのに、知らないふりをしてる「愛と悔恨のカーニバル」打海文三

愛と悔恨のカーニバル 打海文三

最近は神様仏様文三様〜って感じです(笑)結局は世の中に悪とみなされているために叶わない姉弟愛に苦しんだ末に破滅するという話。 みなされているだけでほんとに悪なのか、という疑問がまずある。狂気の沙汰としか思えない惨殺シーンがいっぱい出てくるん…

ハルビン・カフェ 打海文三

主人公(というか話の中心にいる人。って主人公かやっぱ)が悪人という異色作。 悪人といっても吉田修一の悪人みたいに感情移入できない正真正銘の悪人。そうよね、主人公が善人じゃないといけないって決まりはないのよね。 でもなぜか世の中にはそういう作…

萌の朱雀 (1997年 河瀬直美)

セリフの少ない映画は苦手だと思っていたけれども 単にこれまでのそれは私にはおもしろくない映画だっただけみたいだ。この映画、とてつもなくセリフが少ない。 台本薄っぺらいんじゃないかな、と見ながら思ったくらい。 でもとてつもなく伝わってくる。 日…

ソラニン 浅野いにお

映画を途中まで見て、マンガを全部読んで、映画の残りを見るっていう 変則的なお付き合いとなりました。映画はマンガに忠実だけどそれでもやっぱりマンガのほうがおもしろかった。 おもしろいじゃ簡単すぎるな・・・ バンプの詩を聞いたときと同じような感情…

デイジー(韓国 2006年)

せつないせつないせつないせつないせつないせつないせつないせつない ひたすらせつないーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!すれ違いと誤解と思いやりと愛とが絡み合って どうしようもなく不幸なんだけど美しい・・・ なんで悲恋は美しいと感じ…

スイートリトルライズ

夫婦ってすごいわ。 伊達に夫婦やってないわ。 不倫中にこれ見たら即やめる気になりそうな映画。 そして結婚したくなる映画。ひとりでもふたりでも淋しいならふたりのほうがましかな。 というかふたりでも淋しいっていうのも味わってみたいかな。中谷美紀ほ…

愛を読む人

とても興味があるけど明らかに重い内容だから気分がのらないとなかなか見ない類の映画。 元来こういう映画は好きなんだけど、いつか見よう・・・それっていつだよ!ってなるパターンです。 見始めるとのめり込むんだけどね。ドイツ映画って暗いし必ず(って…

世界でいちばん不運で幸せな私

今日見た映画「世界でいちばん不運で幸せな私」。 ヨーロッパ映画特有の雰囲気とぶっとび具合がいいかんじに混ざり合っててかなりおもしろかった。 二人がキスしながらコンクリートに埋まっていくラストは圧巻だったな! 原題は子供たちの悪戯・・・みたいな…